2010年12月02日

アネットと秘密の指輪〜お嬢様と運命の恋〜

読了!

アネットと秘密の指輪  お嬢様と運命の恋 (角川ビーンズ文庫) [文庫] / 雨川 恵 (著); 風都 ノリ (イラスト); 角川書店(角川グループパブリッシング) (刊)

落ち着くところに落ち着いた感があって、とても楽しく読めた最終巻でした。





ユージン派はどうしていいか凄く戸惑う巻でもあったがな!(笑)
誰もかれもが口を開くたびに、ユージンは本気じゃない、愛してない、愛なんてない、恋をして結婚しなきゃいけないみたいなことを言うから、泣くかと思いました。
ユージン派にとってみれば、いいやそれよりも物質的に恵まれた環境で、リチャードを守って、夫であるユージンと友情の延長であれ愛情をもって穏やかに生活できればいいのではないかと、折り合いをつけていたであろう所に、この流れですよ(笑)
もうやめて!と何度思ったことか…!
最後、ダメ押しでユージン独白で「恋ではなかった」って断言されましたしね。
………うん、でも、恋ではなかったかもしれないけど、アネットのために君を愛してるって嘘も吐くし、リチャードがアネットを泣かせるようなら決闘を申し込もうと思うし、アネットが恋を諦めずに済むようにしようと心を配る程度には、アネットを好きだったんだと思う。
恋までは行かなかったかもしれないけど、アネットはユージンとの結婚でも幸せにはなったと思う。
結婚して、何年も経った後に今の自分とユージンと、きっといるであろうユージンとの子供に囲まれた生活をふと思い返して、あの時にこの選択をしてよかったと思ったと思うよ。
リチャードはその時に傍にいたかどうかわからないけど、ユージンだけをちゃんと好きになって、それはそれで幸せだと思う生活をしてたと思うよ。


私は何でこんな恨み言のようにぐだぐだ書いてるんだよ(笑)

うん、凄く幸せそうだったんだ。
これからの生活に不安もないだろうし。金銭面で不安になることもあるかなと思ったけど、それはないみたいだし、誰よりも好きなリチャードが傍にいるしね。
あのリチャードがまさか表だってユージンに妬くとは思いませんでした。
そして、同じくらいあそこまで大人しくユージンとシャーリーに怒られ続けているとも思いませんでした。


アネットが一番の幸せを手に入れられたのは嬉しいんだけど、ユージンがね…!

こういう少女小説のヒロインは、もう少し打算的に物事を考えてもいいんじゃないかな…。
本当にそれやったら各所から批難轟々なのはわかってるんだけど、アネットがもっと打算的に考えてくれていたら、ユージンと結婚していただろうし、アネットがユージンを好きになっていれば、ユージンも誠実にアネットだけを好きになっていたと思うんだ。
なんだかんだ言いながら、最後はアネットだけを愛することになってたと思うんだ。
そう思うと、いくら今アネットが幸せで、正直ユージンではこれ以上の幸せはアネットに与えられないんだろうとは思うんだけど、こっちとしてはそれこそ知ったことではないわけで(笑)

ああもういいけどな!凄く幸せそうな二人見ててこっちも楽しかったし、面白かったし、よかったけどな!




最後、結局かなわなかったユーアネ派の戯言なんですが。
ユージン、やっぱりアネットのこと本当に好きだったんじゃないかなぁ。そう思っちゃダメかな。
恋だったら絶対に行かせなかったって言ってたけど、本当に?
それってユージンの優しさで、好きな人には好きな人と幸せになってもらいたいっていう想いから来たとかじゃなく?
アネットの幸せだと思っても諦めきれないほどアネットを好きだって言ってたリチャードとの対比で、彼女の幸せのためにはって手を放せるほどアネットを大事に想ってたんじゃないかなぁ。
諦めないことが何よりも強い想いだとは思わないんだよね。
諦めないことでアネットは苦しむかもしれないって思い至ったら、それで手を放してあげるのも愛情だと思うんだ。
別にどちらがよりアネットのことを想っていたかって言ってるわけじゃなくて(最終巻ラストのセリフをまんま受け取ったら、ユージンは別にアネットに恋はしてなかったって言ってるし)、どちらが想ってるかじゃなくて誰と誰が相思相愛だったかっていうだけの話なんだけど。
何言いたいんだかわかんなくなってきた(笑)
とにかく、ユージンがアネットを好きだったってことでもいいじゃないかとそういうことだよ!
posted by 塔湖 at 20:22| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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